2025年12月23日火曜日

FPG 第24期定時株主総会

今回は、主力である税繰り延べメリットのオペリースファンド商品の他、不動産小口化商品、海外不動産ファンド、航空事業等を手掛けるFPGの株主総会の模様をお届けします。




FPG株主総会(東京・丸ノ内JPタワー KITTE
12月23日(金)10:00~ 出席:約80名




事業報告(ナレーション)

国内不動産ファンド事業における不動産商品販売額の増加が牽引し、売上は過去最高を更新(前期比20.4%増)するも、原価率の高いプレミアム大規模案件の販売構成比が高まったことや、市場先高観のある開発案件販売の来期持ち越しもあり、営業利益は11.2%減。


対処すべき課題(ナレーション)

・成長を支える体制の強化
・DXの推進
・SDGsへの取り組みの継続
・・・等々、全体的に抽象的な内容だった。


質疑応答(事前質問含め順不同で一部を抜粋)

・税制改正で不動産小口化商品のメリット減少について

→全てのお客様に、希望があれば解約・返金の案内をしたが申し出たのは30%程。逆にいえば70%はそのままであった。運用としての配当やキャピタルゲインのメリットも大きく、税務上(相続税の評価減など)メリットだけではない。来年以降も相応に販売できると考えている。

 

・配当について(累進配当やDOEの検討は?)

→あくまでも配当性向50%で、業績に応じて必要な内部留保を確保しつつというのが基本方針。累進配当やDOEは現時点では考えていない。


・今期業績予想について(増益の見通しだが・・・)

市場先高観のある、白金台の高級賃貸マンション開発案件販売が来期持ち越し、が今期後半になる他、それ以外のリースファンドの収益性が上がる見通し。

 

・金利や為替の変動影響は?

→金利上昇が直接ネガティブ影響となることは少ない。為替に関しても、リースファンド事業はほとんどがドル建てであり、円建てはほとんどない。金利も為替も特段問題はない。

 

・従業員の健康・職場環境大丈夫?(案内スタッフがウトウト眠たそう)

→ご指摘の案内スタッフが当社従業員か否かはわからないが、他社平均と比べて残業時間は少ない。


その他の質問・意見

・社長(議長)は先程から何度か水を飲んでいるが、株主に配られないのはいかがなものか

政府系金融機関(国際協力銀行)参加の、リースファンド事業案件受注について

・取締役の所有株式について

・株主総会のアーカイブ配信を検討してほしい。

・・・・・等々


 概ねシンプルでわかりやすい回答だった。

 

11:20頃に終了






7148 FPG(12/23 終値)
@1,774 配当利回り 7.07 %
PER  7.07 倍   PBR 2.60 倍

質疑応答にもあったとおり、配当性向50%で業績に応じてというのが基本方針のため配当金にブレは生じるが、コロナ禍以降の業績はそこそこ安定しており、減配リスクがつきまといつつ、増配期待もまた大きい。

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FPG 第24期定時株主総会

今回は、主力である税繰り延べメリットのオペリースファンド商品の他、不動産小口化商品、海外不動産ファンド、航空事業等を手掛けるFPGの株主総会の模様をお届けします。