今回はリースを祖業とし、近年では不動産・保険・銀行の他、発電・エネルギー・水道・物流施設・空港運営などの事業投資を、日本国内のみならず、海外でも手広く行う、オリックスの株主総会レポートをお届けします。
オリックス株主総会(品川プリンスホテル)
6月25日(水)10:00~ 出席:約200名
ナレーションにて事業報告
2期連続で過去最高益を更新
今後の経営方針
全体的に抽象的な内容。
質疑応答(事前質問/順不同で一部を抜粋)
・トランプ関税の影響について
→貿易依存度が低く限定的。
・中東情勢(イラン・イスラエル紛争)の影響について
→中東地域に子会社はなく、業績への影響は軽微とみている。
・再生可能エネルギー事業の長期展望
→蓄電事業を含め、グローバルに展開していく。
その他
・減益だったセグメントの要因と今後の見通し
・新日本フィルハーモニーに対する支援について
・取締役候補に期待する役割
質疑応答(会場内質問/順不同で一部を抜粋)
・今後の目標(10年後に純利益3倍)が大きいのでは
→明確に積み上げ試算したものではない。手が届くギリギリの目標を掲げた。
・カーリース業界でのシェア
→100万台で業界トップ、オリックス自動車全体(レンタカー、カーシェア)としても好調。
・株価について
→ROEを引き上げることに重点をおき、高いROEが見込める事業への投資を進める。
その他
・オリックスバファローズ選手のオンラインカジノ問題と選手補強について
・関西万博の夢洲会場の地盤沈下やメタンガスの問題について
・ロボット事業の将来性
最後に新任役員の紹介があり、約110分で終了
8591 オリックス(6/25 終値)
@3,096 配当利回り 3.88 %
PER 9.29 倍 PBR 0.86 倍
コロナ禍以降は株価上昇傾向にあるものの、金融のイメージが強いからか、はたまた事業活動が多種多様過ぎて、何をやっている会社かよくわからないからなのか、株価は依然として割安水準のまま。
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