2024年6月20日木曜日

怪しげな投資情報を見極める

少し前に、ホリエモンや前澤友作などの有名人を装った投資詐欺が大きく取り上げられていましたが、未だに騙される人が後を絶たないようですね。





新聞やテレビを含め、あれほど繰り返し報道されているのに、一体どういう生活環境で日常を過ごしていると騙されることになるのだろうか・・・?などと思ってしまうのですが、ネットでの買い物や閲覧履歴などから騙されやすそうなリストを作成してターゲットを絞っているのでしょうか。

そのスキームがどうなっているのか?
などは興味もないので詳しいことは知りませんが、それを中国などで外国人がやっているというのは少々驚きです。


ただ、こういうあからさまな投資詐欺でなくとも、
怪しげな情報はそこら中から出てきます。


自分でいうのもなんですが、私は投資関連の広告や雑誌記事、書籍などでもタイトルや見出しを2~3行読めば、大方信頼するに値する情報かどうかを見極めることができます。

と、いうか株式投資を長年やっていれば、自ずと数字には敏感になっているはずなので、誰にでもわかりそうなものなんですけどね。

 

基本的にYoutubeや書籍も含めて、投資関連情報を見ることはほとんどありませんが、喫茶店などで、美女のグラビア目当てに低俗な週刊誌をペラペラめくっていると、否応なく「自称カリスマ投資家」の怪しげな投資情報が目に入ります。

そのプロフィールを読んでみると、株式投資をナメているとしか思えないような輩ばかり・・・

投資歴は20年・・・(中略)・・・3年で元手資金を10倍に増やし・・・Xのフォロワーは20万人超。

Xで呟くよりも先に、「家族や親族の資産を増やしてやれよ・・・」というツッコミはさておき、投資歴20年といっておきながら3年で・・・って、残りの17年間の運用成績はどうなのだって、幼い子供でも気づきそうなことを堂々と謳っているのだからびっくりです。

いや、この「自称カリスマ投資家」にびっくりではなくて、アホ(Xのフォロワー)が20万人超もいることにびっくりです。

こんな単純な数字のトリックにも気づかないのか?

学校で点数の悪かったところを黒く塗りつぶして、「はい、これぼくの成績表」と、全校生徒に自慢しているようなもので、小学生でもこんなズルはしないでしょう。



大前提として、儲かっている人は自分からわざわざ「自分はこんなに儲かっています」とは言わないし、うまく聞き出そうとしたところで、大抵は過少申告するものです。


だから、〇〇年で5倍だとか10倍などといったハイパフォーマンスを前面に出すような輩は、まず怪しいと疑ったほうがいいでしょう。



まあ、私も400戦無敗(自己申告)などといっているぐらいですから、あんまり人のことをとやかくいえませんけどね。

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