2024年1月2日火曜日

中国でやらかしてしまったこと

私はコロナ禍前の数年間、仕事のため中国で単身赴任生活をしておりました。

これは中国での生活にもすっかり慣れ、現地の自動車運転免許も取得し、自ら運転して一人で買い物にも行けるようになった矢先の出来事です。



ある日の夕方のこと、

中国本土のとあるショッピングモールで買い物と食事を済ませた後、トイレで用を足し、洗面台でゆっくりと手を洗っていました。

※この画像はBingAIイメージクリエーターで作成した無料AI画像であるため,当人のイメージとは大きく異なります


すると、トイレの出口付近から何やら騒々しい声がきこえてきます。

下郎たちが喧嘩でもしているのか?

と一瞬考え、止めに入った方がよいのだろうか・・・と思ったのも束の間、

程なくその叫び声は、私に対して向けられていることに気づきました。

実際には叫び声というほどの生易しいものではなく、振り向いた私に対し、中年女性の清掃員が物凄い勢いの罵声を浴びせてきました。
(現地でしか聞くことのない、中国人特有のあの罵声です)

何を叫んでいるか定かではなかったものの、赤いイラストが描かれた表示板を指さしながらだったので、すぐさま状況を把握することはできました。

その時、私は少々焦っていたこともあり、どうやら間違って女子便所に入っていたようです。

とりあえず自分の置かれた状況を把握することはできたものの、私は想定外の出来事に少々動揺していました。

そして、慣れない中国語で、咄嗟に何を言ってよいかわからないまま・・・

「晚上好(コンバンワ)」

などと、何とも間抜けな返答をしてしまったのです。


さらになおも「さっさと出ていけ」と言わんばかりの表情で、追い払うようなしぐさをみせてきましたが、いつの間にか別の清掃員や、買い物客までも何名か集まってきております。

これは大ごとになってしまうのではないかとも思ったのですが、日本人を含め外国人がほとんどいない地域であったためか、まともに言葉を発することもできない哀れな人間とでも思われたのでしょう。

やがて失笑する清掃員たちに見送られながら、女子便所を後にしたのでありました。



中国ではどこに行っても表示が不親切であることが多く(何を売っているのか、あるいは、何をしているのかさえよくわからない店が多い)、日本人などの外国人が戸惑うことは多いようですので注意が必要です。

さすがに女子便所に間違えて入ってしまったという失敗談は聞いたことがありませんが・・・


※本件は故意に行えば日本でも有罪となる事案ですが、既に時効を迎えていると思いここに公開することとしました。

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