本書ではM銀行とかかれているものの誰がどうみてもみずほ銀行のことであり、支店名や登場人物は仮名であるものの、現役行員の実体験を書いたものであるためほのぼのとした内容と思いきやかなりえげつないメガバンクの闇が書かれています。
銀行の業務といえば一昔前までは集めた預金を企業などに貸して利ザヤで稼ぐというビジネスが主流でしたが、現在ではあらゆる取引で手数料をもらうフィービジネスに移行しています。このブログの読者は金融商品を買う側の立場の方が多いかと思いますが、売る側の立場を理解するという意味でも勉強になる一冊だと思います。
さらに内容も中々衝撃的のものがこれでもかというぐらい盛りだくさんで、とりわけ衝撃的なのが150ページ前後に書かれている内容ですが、ネタバレとなるのでここではあまり詳しく書かないこととします。
ただこれはメガバンクに限った話ではなく、製造業やサービス業も含めどこででも似たようなことは起こっているのではないかと思われますが・・・
メガバンクの株を保有している人はもちろんのこと、日頃銀行とはあまり接点がない人にも是非購入してじっくり読んでいただきたい本です。
メガバンク銀行員ぐだぐだ日記
目黒冬弥著
203ページ 1,430円 フォレスト出版
0 件のコメント:
コメントを投稿