著者は地頭力を鍛える の著書で有名な細谷功氏です。
とりわけ起業家やFIREを目指す投資家にとっては、判断力を養ううえでは最適な1冊になるのではないかと思います。
本書はまず実際の社会では正解のある問題はほとんどない、というところからスタートします。
とりあえず唐突に「おすすめの株をおしえてください」や「○△株はもう売却したほうがいいですか?」といった類の質問が愚問であることに気づかされるのではないでしょうか。
なぜなら投資方針、現時点あるいは自身が理想とするポートフォリオ等々の前提条件によって回答が異なるからです。
本書のテーマである思考力というのは「一見賢そうに見えない」ものからの発想が必須だといっています。
然しながら想像もできない未来のことを語ったり、前例がないことを自ら発信するのは妄想家か、下手するとアホかと思われますので多くの人はここを避けてしまっているのではないでしょうか。
身近な例として
SNSなどで「何もないところに自ら投稿する」と「他人の投稿にコメントする」
コントにおける「ボケ」と「ツッコミ」
いずれも後者の方が後出しジャンケンであるため、恥をかくリスクもあまりなく賢そうに見えるのではないでしょうか。
然しながら、ことを成し遂げる人というのは「賢そうな評論家」ではなく、「無様なプレイヤー」であることが多いと述べています。
「フィールドでプレーする野球選手」と「外野席でビールを飲みながら野次を飛ばすおっさん」とう例がわかりやすいかも知れませんね。
それ以外にも投資家にとって有用なものが多く、
例えば株式投資においては事業内容がよくわからない会社や、複数の銘柄を比較検討して投資対象を絞り込むということをよく行いますが、そういう場面においても本書の「抽象レベルで全体像を描く」という「フレームワーク」を活用できるのではないかと思います。
あるいは「魚を与えるのではなく、釣り方や漁の仕方を教えるべきである」という言葉を引用して同様の構図を考えるというアナロジー思考では、投資でうまくいっていない人ほど魚(すぐ上がる株の情報など)を欲しがり、釣り方(長期的な運用方法など)には興味を示さないというところが当てはまりそうです。
ビジネス思考力を鍛える クイズで特訓50問 日経文庫 細谷功著
身近な例として
SNSなどで「何もないところに自ら投稿する」と「他人の投稿にコメントする」
コントにおける「ボケ」と「ツッコミ」
いずれも後者の方が後出しジャンケンであるため、恥をかくリスクもあまりなく賢そうに見えるのではないでしょうか。
然しながら、ことを成し遂げる人というのは「賢そうな評論家」ではなく、「無様なプレイヤー」であることが多いと述べています。
「フィールドでプレーする野球選手」と「外野席でビールを飲みながら野次を飛ばすおっさん」とう例がわかりやすいかも知れませんね。
それ以外にも投資家にとって有用なものが多く、
例えば株式投資においては事業内容がよくわからない会社や、複数の銘柄を比較検討して投資対象を絞り込むということをよく行いますが、そういう場面においても本書の「抽象レベルで全体像を描く」という「フレームワーク」を活用できるのではないかと思います。
あるいは「魚を与えるのではなく、釣り方や漁の仕方を教えるべきである」という言葉を引用して同様の構図を考えるというアナロジー思考では、投資でうまくいっていない人ほど魚(すぐ上がる株の情報など)を欲しがり、釣り方(長期的な運用方法など)には興味を示さないというところが当てはまりそうです。
ビジネス思考力を鍛える クイズで特訓50問 日経文庫 細谷功著
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