2025年8月27日水曜日

中北製作所 第99回 定時株主総会

今回は大阪府大東市に本社工場を置く東証スタンダード上場の老舗企業であり、バルブを中心とした流体制御装置の総合メーカーとして、造船業界や発電プラント向けに各種自動調節弁、バタフライ弁、遠隔操作装置等の設計・製造からメンテナンスまでをおこなう中北製作所の株主総会レポートをお届けします。



中北製作所株主総会(本社講堂/大阪・大東市)
8月27日(水)10:00~ 出席:約25名


事業報告(社長より説明)








質疑応答(順不同で一部を抜粋)

・ACE(韓国企業)の子会社化について
→所有していた大手証券会社の孫会社から「売却のタイミングがきている」と、紹介があった。デューデリジェンス(企業調査)を慎重におこなったこともあり、大きなネガティブ情報は今のところでていない。

・今後のM&Aの方針は?
→技術シナジーが生み出せマネジメントが行き届く領域の所を手堅く、日本・アジアを中心に10~20億円規模で。

・新規事業浮き沈みが大きい造船以外の分野)について
→液化水素の大型バタフライバルブや船主に対してのソフトウェア(ソリューションレポート)など付加価値の高いもの。

・交際費の使い方について
→営業的にいいかどうかは別として、一般的な上場企業に比べて非常に少ない。

・取締役員の抱負が聞きたい。
→議長である社長より経歴等の紹介の後、1名づつご挨拶。

・今回で退任される中北会長の声が聞きたい。
→体調面での不安もあるため、社長より会社の生い立ちからアイデンティティーに至るまで説明があった(義理の父親でもあり、会長の考えは良くわかっていると)。


その他の質問

・トンボ型形状のドローン(朝日新聞で紹介された?)について

・現状の株価、PRR1倍への施策

・株主総会の意義についてどう考える?

・企業不祥事・ガバナンスについての牽制機能について

・・・・・等々

回答は短すぎず長すぎず的確で、技術分野を重視する社長の誠実な人柄が窺える内容。

11時45分頃終了


6496 中北製作所(8/27 終値)
@5,020 配当利回り  2.19 %
PER  14.25 倍   PBR 0.69 倍


業績は堅調そのもの、株価はそれ以上に右肩上がりで配当利回りも下がってしまったが、それでも割安水準。自己資本比率は約70%と高く、財務基盤は安定。さらなる増配に期待。

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