勝ち組投資家と負け組投資家の違い

世界中から有能な人々が集まってくる株式市場において、勝ち組はわずか1割といわれています。
皆様はそんな株式投資の勝ち組というと、どのような人物をイメージするのでしょうか。

もしかしたら映画・ウォール街に登場するゴートン・ゲッコーのような、冷酷で頭の切れそうな人物を思い浮かべる人もいるかも知れませんが、私がこれまで会ってきた勝ち組の中ではそのような人物は皆無であり、ゲッコーというよりは脱力系サラリーマン（失礼）のような、物腰柔らかい方が多かったように思います。

そこで今回は私がこれまで見聞きした個人投資家やユーチューブ、その著書、ブログ記事などを読んでわかった、投資で成功する人と失敗する人の違いをまとめてみたいと思います。

まあ実際は勝ち組投資家たるもの、儲かっていてもほとんど口には出さないので本当のところはわからないんですけどね。

理想的な運用シナリオとしてはトータルで投資資金を上回ればよいという感覚なので、例え1勝9敗であっても配当を含め資産が増えていれば立派な勝ち組ということになります。

テンバガーは勝ち組投資家にとっては、狙っていたというよりは

「気づいたら結果的にテンバガーになっていた」

というパターンが多いのではないでしょうか。

これは運に左右されるとはいえ、長期投資であるが故に必然的に確率が高まるということでしょうね。翻って負け組投資家は少し値上がりしただけですぐに利確してしまうので…

求める情報については言うまでもなく、話題になったころにはもう遅いからです。
話題の銘柄を高値掴みして塩漬け…、負け組投資家の典型的な負けパターンですね。

取引の決断については意外に思われるかも知れませんが、間違いなく勝ち組投資家の方が早いです。

負け組投資家は自分で決断することができないので、たいていは色々な人の意見を聞き求める（それもたいていはトンチンカンな人の意見だったりする）からです。


勝ち組の人からすれば上記の内容は

「こんな簡単なことがどうしてわからないのか」

と不思議で仕方がないのではないでしょうか。

あるいは

「わざと負けるようにやっているのではなかろうか」

などと真顔で首を傾げていた人までいたりもします。

いずれにしても負け組投資家の言動が、愚かで滑稽に見えて仕方がないことでしょう。

最後に少々厳しいことを申し上げますが、

自分の投資行動が半分以上負け組投資家と同じで、且つ考えを改める気がないのであれば、（あなたとあなたの大切な家族を守るため）速やかに株式投資から撤退されることを強くお薦めします。

あっ、そうすると9割以上の個人投資家が消えてしまうことになりますかね。