2026年8月29日土曜日

今週の投資関連注目記事(8月 第5週)

基本的に週末、一週間分の新聞・雑誌等から、気になった記事をピックアップ。三行以内にまとめて、素人投資家ならではのゆるくて偏見だらけな視点で、思いついたことを自由気ままにコメントしていきます。

尚、具体的な企業名も度々登場することになりますが、記事になった時点で既に株価には反映されているものと認識しており、購入を煽るものではありません。






キオクシア 5兆円投資
需要が増す半導体メモリーの増産に向け、2032年までに5兆円規模を投資する方針を発表。約1兆8千億円を投じて岩手の工場に3棟目となる製造棟を建設、2029年度中の稼働開始を目指すほか、三重県四日市市の工場も増強する。  
8.28 読売新聞他

日本政府の、半導体メモリーの国内生産能力を増やしたいという政策姿勢が明確になっている。先日報道のSKハイニックスにとっても、日本政府から補助金・税制・インフラ面の支援を引き出しやすくなる可能性がありそうだ。



・AI生成曲 各国で急増
オーストラリア・レコード産業協会(ARIA)が、AIが全面的に作った楽曲をヒットチャートの対象外にすると発表。AIの利用自体は禁じず、補助的な活用にとどまる場合は、引き続き対象に含める方針で、音楽業界の模索が続く。
8.28 毎日新聞

AIを道具として使うのはOKだが、AIが創作主体になるのはNGという考え方で、これは今後、日本でもかなり重要な基準になるのでは。いずれにせよ、AI生成音楽の最大のインパクトは、制作コストの劇的な低下といえそう。



・BYD「軽」技術を世界へ
日本専用車として一から開発した軽EV「ラッコ」を7月末に発売したが、その軽自動車EVの技術を転用して小型EVを開発し、欧州など世界で販売する。日本独自の軽規格向けに開発した技術を生かして世界での競争力を高める。
8.28 日本経済新聞

制約が非常に厳しい、日本の軽自動車向け技術を欧州などの小型EVに展開するのは、かなり合理的。BYDの最大の特徴である、「自動車メーカーでありながら、かなりの部分を自社グループで作っている」が存分に生かされそう。



・アダストリア、台湾で急成長
アンドエスティHD傘下でアパレル・雑貨ブランドを展開するアダストリアが台湾で急成長している。幹部の現地化と雑貨人気、電子商取引という3つのポイントで、台湾事業の2026年12月期の売上高は100億円を超える見通し。
8.27 日本経済新聞(夕刊)

中国人に日本ブランドを売るという発想ではなく、中国人が欲しい日本発ブランドを、中国人自身と一緒に作るという発想? 中国で既にブランド認知があるバロックジャパンもこのやり方を研究する価値がありそう。



・百貨店大手3社、設備投資1200億円
三越伊勢丹・高島屋・Jフロントの大手3社が大規模店舗投資に踏み切る。新設する大型商業施設のほか、旗艦店の高級ブランドや食料品売り場の改装に1200億円超を投じる。3社合計の投資額が1000億円を超えるのは7年ぶり。
8.26 日本経済新聞

とりわけ三越伊勢丹は、かなり大胆に「たくさん売ること」から「利益の高い顧客に効率よく売ること」に選択と集中をすすめて、ビジネスモデルそのものが「富裕層向けプラットフォーム」に変わりつつあるように思える。



・三菱重工、ドバイ空港に無人交通
アラブ首長国連邦(UAE)・ドバイで大規模な拡張が進められているアル・マクトゥーム国際空港第1期開発計画向けに、自動旅客輸送システム(APM)を受注。9駅を結ぶ全長約50km、車両数165両のシステムで、2031年12月完成予定。
8.24 日刊工業新聞

今回のニュースを単独で見ると、三菱重工がドバイで大型受注しただけだが、大きな視点で見ると、中東では「石油・ガス」から「巨大都市・空港・鉄道・電力・AIデータセンター」へ日本企業の商機が広がっているともみえる。



・韓国SK、宮城に半導体工場
韓国のハンギョレ新聞は、韓国半導体大手SKハイニックスが宮城県に半導体メモリーの工場を建設する方向で動いていると報道。数兆円を投じる方針だというが、SK関係者は共同通信の取材に「決定したことはない」と述べた。
8.24 日刊工業新聞

仮に実現すれば、大量の半導体製造装置(東京エレクトロン)や、テスト関連設備(アドバンテスト)、さらには半導体工場建設に加え、膨大な設備投資が期待できるわけだが、過去に案件が白紙になった例があるだけに・・・



・「大学全入」でも浪人増
私立大学の約半数が定員割れとなるにもかかわらず、浪人生が反転増加の兆しをみせている。推薦や総合選抜による入試が広がって一般選抜の枠が縮小し、「滑り止め」も機能しづらくなってきた。受験生の負担は重くなる。
8.23 日本経済新聞

選ばなければ大学には誰でも入れるのに、一流大学には入りにくいという二極化が進んでいるところが面白い。いずれにせよ、今後ますます学歴の「賞味期限」が短くなっていくと思うので、合理的な選択ではなさそうだ。

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今週の投資関連注目記事(8月 第5週)

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